社会が求める人づくり
神戸学院大学

社会が求める人づくり

神戸学院大学は、ポートアイランド(神戸市中央区)と有瀬(同市西区)の二つのキャンパスに文系7学部、理系3学部、大学院8研究科を展開、学生数1万1千人余りを擁する神戸市内最大規模の私立総合大学だ。その特長を最大限に生かし、学部の垣根を越えた学び、地域との連携プロジェクト、ボランティア活動などを通じ、個の可能性を伸ばし、一人一人の成長を支える場や機会をふんだんに用意している。

防災、社会貢献の研究推進

地域団体、企業と連携 ボランティアも

神戸マラソンのフィニッシュ地点で完走者にバナナを配る神戸学院大のボランティアスタッフ=2019年11月 今年は、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から25年という節目の年。神戸学院大学は、震源地に最も近い総合大学として震災以降、地域との連携、災害に強い社会の構築、学生ボランティア活動の支援などを通じ、地域とのつながりを深め、社会が必要とする人材の育成を行うという新しい大学の価値をつくり上げてきた。
防災・社会貢献に関する教育・研究を推進するために、2006年には学部横断型の教育プログラム「防災・社会貢献ユニット」を立ち上げ、小学生向けの防災教材の開発などに取り組んだ。14年には新設した現代社会学部にユニットの学びを発展、昇華させる形で全国初の「社会防災学科」を設置。被災地である神戸を舞台に防災と社会貢献を理論と実践から学んでいる。
2019年の台風19号で被災した家屋の泥かき作業に汗を流す学生ボランティア=宮城県丸森町 震災後から教職員と学生が協働して被災地や地元でのボランティア活動に取り組み、05年にはボランティア活動支援室を開設した。「ボランティアを神戸学院大学の文化に」を合言葉に専門のコーディネーターが学生の相談、情報提供、プログラムの企画運営に当たり、100人を超える学生スタッフが教職員と協働して災害支援などのボランティア活動に取り組んでいる。
震災を契機に地域コミュニティーの重要性に着目、地域に根差した大学づくりを進めてきた。有瀬キャンパスに近い明舞団地での再生プロジェクトや子育て支援のほか、阪神百貨店、まねき食品とおせち料理を開発するなど地元企業との連携にも取り組んでいる。
これら地域や社会から求められる現代的な課題と向き合い、解決を図るプロセスの中で学生たちは着実に成長を遂げている。

1年次から就職サポート

各種の資格試験 高い合格率誇る

「キャリアセンター」ではさまざまな就職支援プログラムを用意している。公務員試験対策、資格取得の講座が豊富 卒業後の進路に向けたキャリアサポートについては、段階的な支援プログラムを設けている。1年次は関心のある学問分野、将来への職業の興味をもとに4年間の行動計画を決め、2年次には将来の目標を明確にし、職業観を確立。3年次以降は本格的な就職ガイダンスがスタートし、4年次では進路内定状況調査を行い、キャリアセンターが内定獲得までをフォローする。
また課外講座では公務員試験対策講座をはじめ、行政書士、ファイナンシャル・プランニング技能検定、宅地建物取引士、総合旅行業務取扱管理者、簿記検定などの課外講座を開講している。
昨年度の国家公務員総合職採用試験には4人が合格し、全国私大で15位タイとなった。宅地建物取引士は67人が合格し、合格率は86%(全国平均17%)、行政書士は46人が合格し、合格率は64%(同11.5%)だった。

学部超えたプログラム多彩

体験型英会話施設も開放

保健医療福祉分野4学部と神戸市看護大学の学生らが連携して「チーム医療」を学び合う「IPE(専門職連携教育)」 10学部を持つ総合大学の強みを生かし、学部の枠を超えた幅広い学びの機会を提供している。その一つが共通教育科目。学部での専門の学びや社会で働く際に必要となる技能を見つける「リテラシー領域」では8カ国の語学や、高校で学ばない近現代史、文章表現などの科目がある。より広い視野と柔軟な思考力を養う「リベラルアーツ領域」の中の「神戸学院教養分野」の科目には、経済、経営、食、医療と福祉など他学部の専任教員による授業で他学部の学びの一端を経験できる。
文系5学部の学生が2年次から選択できる副専攻的なプログラム「スポーツサイエンス・ユニット」は、学部の専門分野を学びつつスポーツについて理論と実践を多面的に学ぶプログラム。地域のスポーツイベントなどにスタッフとして直接参加する「スポーツ社会貢献実習」のほか、スポーツ振興に関わる健康運動実践指導者など各種資格の取得も可能だ。
体験型英会話施設「English Plaza(い~ぷら)」では外国人講師が常駐。本年度前期は遠隔会議アプリを使ったオンラインで実施 「神戸学院カレッジ」は、全学部の学生を対象に英語力のトップランナーを養成する共通教育プログラム。TOEICやIELTSなど英語力判定テストのスコアの大幅アップを目指し長期留学などにつなげる。
また、所属学部に関係なく学生がだれでも利用できる体験型英会話施設「English Plaza(愛称・い~ぷら)」では、外国人講師が常駐し、会話のほかさまざまなアクティビティーが行われ、国際交流に関心のある多くの利用者でにぎわっている。2020年度前期は火曜から金曜まで、遠隔会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使ったオンラインで実施している。

在学生だから知る!お薦めスポット

ベイエリアの眺望満喫

KPC A号館2階の図書館 ポートアイランドキャンパス(KPC)の西側は神戸が誇るベイエリアに面しており、ポートタワーや六甲山系の山々が一望できます。A号館2階の図書館は海に面した側に席が並んでおり、壁のほぼ全面がガラス張りになっています。窓からは、その眺望をいつでも楽しむことができます。図書館には資格取得に向けた学習に必要な本のほか私が大好きなディズニー関連の本もそろっており、飽きることがありません。休みの日にも利用しに来るほど気に入っています。海沿いに整備されたポーアイしおさい公園で、海風を感じながら友達と食べるお弁当は最高においしいです。
(グローバル・コミュニケーション学部英語コース2年次生・岩本涼菜さん)

学長に聞く

成長を実感できる場に

佐藤雅美学長
―大学の特色は。

本学は10学部を擁する文理融合型の総合大学です。その特長を生かし、専門分野の探究はもちろん学部横断型の学びを通じて専門の枠を超えた新しい発見や知見が得られるカリキュラムを組んでいます。また学部での学びとは別に、自治体や企業と連携した実践の場、ボランティア活動、課外活動など学生の個性や興味に応じてチャレンジできる場があります。「学生が自らの成長を実感できる大学」として、これらの機会を通じて個の可能性を引き出すべく全力でサポートしています。

―どのような機会、場を設けているのでしょうか。

全学部を対象に英語力のトップランナーを養成する特別クラス「神戸学院カレッジ」では英語が苦手だった学生が長期海外留学を実現しています。また、保健医療福祉分野の4学部と神戸市看護大学で行うIPE(専門職連携教育)では、互いに連携して学び合うことで「チーム医療」の一員としての意識を醸成しています。栄養学部では毎年阪神百貨店、まねき食品と連携し若い世代のためのおせち料理を提案し、商品化しています。

―阪神・淡路大震災から25年が経過しました。

震源地に最も近い総合大学の使命として震災後さまざまな取り組みを進めています。防災に関わる専門的人材を輩出した防災・社会貢献ユニットでの学びを現代社会学部社会防災学科へと昇華させ、全学生がボランティアに取り組めるよう後押しするボランティア活動支援室、自治体や企業とプロジェクトを進める社会連携部を新設し、地域との関わりを深めてきました。今後も社会が必要とする、問題解決を図ることのできる人材を育成していきます。

在学生からのメッセージ

病院薬剤師目指し努力

薬学部薬学科3年次生 繁田成実乃さん

高校生の時、神戸学院大学のウェブサイトを見て、「この学校に通いたい」と強く思いました。薬剤師を目指しており、チーム医療にも関心がありました。周辺には最先端の医療機関や病院が充実していて、教育や研究で連携している点が大きな魅力でした。
子どもの頃から理科が好きで、中でも生命や生体に関する分野にひかれていました。高3の時に父が病気で亡くなり、その際、入院している患者さんたちの近くで働く、病院薬剤師という仕事を知り、目指そうと決心しました。
将来は小児科専門の病院薬剤師として子どもたちに寄り添って働くのが夢です。今、学んでいる薬学の教科は、知らないことばかりで、難しいけれど、興味が尽きません。将来、現場だけでなく研究者としての道も開けるよう、この大学でしっかり学んでいきます。

大学概要

住所 ポートアイランドキャンパス=神戸市中央区港島1の1の3
有瀬キャンパス=神戸市西区伊川谷町有瀬518
アクセス ポートアイランド=ポートライナーみなとじま駅徒歩6分
有瀬=JR明石駅から神姫バス「神戸学院大学方面」行き
学部(本年度定員) 法学部450人、経済学部340人、経営学部340人、人文学部300人、心理学部150人、現代社会学部220人、グローバル・コミュニケーション学部180人、総合リハビリテーション学部170人、栄養学部160人、薬学部250人
教員 教授147人、准教授83人、講師73人、助教27人、助手2人(5月1日現在)
在学生 1万1483人(5月1日現在)
ホームページ https://www.kobegakuin.ac.jp/

特集大学

  • 神戸大学
  • 兵庫県立大学
  • 甲南大学
  • 神戸学院大学
  • 兵庫医療大学
  • 神戸常盤大学
  • 流通科学大学
  • 関西国際大学
  • 神戸海星女子学院大学
  • 大阪芸術大学短期大学部  伊丹キャンパス

特別インタビュー