海外視野 キャリア教育

関西国際大学 2026

関西国際大学

海外視野 キャリア教育

関西国際大学は神戸山手、尼崎、三木の3キャンパスで6学部6学科と大学院2研究科を展開する。2026年4月には、人工知能(AI)やITを使いこなせる人材を育てる「情報学部」を新設するほか、海外とのつながりを生かしたプログラムを多数用意し、社会で活躍できる人材を養成。高い就職率を支えるキャリア教育や資格取得に向けた「学修支援」も充実している。

26年春、「情報学部」を新設

ITやAI活用し社会課題解決へ

情報学部は生活の中に浸透しつつある情報技術や生成AIを扱うスキルを身につけ、システムを構築する「システムデザイン」、ビジネスにAI、ITを生かす「ビジネスAI」、商品や広告などで表現する「AIクリエイター」の三つのキャリアモデルを用意し、目指す進路へ後押しする。
理系のイメージが強いが、文系にも広く門戸を開き、入学前・直後の学習サポートでプログラミングやAIなどの基礎技術の修得へと導く。1、2年次前半までは、情報学の基礎的な知識や技能を段階的に取得した上で自分の適性や興味を知り、2年次後半から三つのキャリアモデルを見据えた専門的な学びを行う。
1年次から始まる経験学習を通じて、学部や分野を超えた学びを体験することで可能性を広げ、2、3年次を中心に行われる「実践演習」では、行政や企業と連携してアプリ開発やAIによる未来予測などを実践し、社会問題の解決にチャレンジする。
情報学部のカリキュラムは、卒業に必要な単位を修得しながら「ITパスポート」をはじめ、さまざまな情報系資格を目指せるようにも設計されており、就職活動もサポートする。

「世界展開力強化事業」に2年連続認定

高レベルな国際感覚磨く機会

文科省の「大学の世界展開力強化事業」に2年連続で採択された関西国際大学。海外派遣プログラムや国際学生起業家会議などが評価されている

文部科学省は2011年度から、世界で活躍する優れた人材育成を行う「大学の世界展開力強化事業」を通じて、大学のグローバル展開を後押ししている。関西国際大学は私学で唯一、22、23年度と2年連続で事業の対象に選ばれた。
22年度は英国、カナダ、オーストラリア、インドの学生と「起業家マインド」について学び、23年度は米国、カナダ、マレーシアの学生と「次世代デジタルトランスフォーメーション環境による安全・安心な社会基盤構築」について学んだ。異文化間環境において、世界の多様な学生たちと協働しながら各連携校との会議やインターンシップなどに参加することにより、通常の留学や海外研修とはレベルの異なる学習機会が得られる。
グローバル、心理、社会、経営の各学部の学生は、提携する大学への留学には原則として奨学金が支給されるため、最小限の費用で海外留学が可能になる。

外国ルーツの生徒進学支援 特別型選抜試験、奨学金も

外国ルーツの生徒は、母国語・文化に精通する可能性を秘めている

2024年度入試から「外国ルーツ生徒特別型」選抜を導入している。両親または片方の親が外国籍で日本に住む受験生が対象。日本語の筆記試験はなく、面接と志望理由書や高校の調査書で合否が判定される。
文部科学省の調査(2017年度)によると、日本で働く外国人が増え、日本語指導が必要な高校生は増えている一方で、そうした高校生の大学などへの進学率は約4割で、全高校生(約7割)に比べて低い。日本で働く外国人が増え、外国にルーツを持つ受験生は増加しているが、言語の問題のほかに経済的な理由も進学を妨げている要因となっている。
そこで、学費負担を軽減するための奨学金も用意。入学金の50%相当の奨学金を全員に支給するほか、初年度は授業料の30%相当額を奨学金として給付する。所得制限があり、翌年度以降は学業成績により、最大50%相当額を給付する。

先輩がチューター、学習サポート

教員試験、各種検定対策講座も

教員採用試験や公務員試験、各種資格取得対策講座、学習支援体制が整っている

「学修支援センター」では、先輩の学生が支援チューターとなって、新入生をはじめ、下級生と授業で分からないことを一緒に考えたり、履修計画のアドバイスやリポートの書き方を助言したり、自ら学ぶための基礎をサポートする。
また、各種資格取得や就職に向けての対策講座など学習支援体制も整っている。教員採用試験や公務員試験、日商簿記検定など47講座を展開。英語検定試験「TOEIC」対策プログラム、観光学科には航空会社特別プログラムも用意している。
2024年度の公立教員採用試験には45人が合格。試験対策講座は合格者のほぼ全員が受講しており、200コマ以上の出席者の合格率は100%(24年度)に達した。

第1希望就職率7割

就職への心構えや対策を大学職員やアドバイザーが伝授するジョブフェアの様子

「一人一人の適性と希望に合わせた、個別の就職支援」をモットーに、内定獲得にとどまらず「幸せな人生を送ってもらうための息の長い支援」を心がける。2025年3月卒業生の就職率は99.2%、第1希望への企業内定率70.6%でいずれも高水準となった。
入学直後から「社会を知る・自分を知る」をテーマに、将来に向き合う機会を設定する。3年次は進路希望別に16のグループに分け、「キャリアルートマップ」に基づく支援を実施。グループごとの準備ルートを提示しつつ、全員を対象にした就活支援講座と個別面談を連動させながら、大学職員やアドバイザーが学生と丁寧に対話し、徹底して個別にサポートする。

アクセスの良い尼崎、神戸山手 三木には送迎バス

尼崎キャンパスはJR尼崎駅に直結した都市型キャンパス。同駅にはJR大阪駅から新快速で約5分、JR三ノ宮駅から約15分とアクセスは抜群だ。神戸山手キャンパスは神戸市営地下鉄県庁前駅から徒歩約5分で、三宮や元町も徒歩圏内。閑静な住宅街に囲まれ、落ち着いた雰囲気を醸している。三木キャンパスは開放感あふれる緑豊かな環境。自動車通学が可能なほか、JR三ノ宮駅などから定期的にスクールバスが運行している。

学長に聞く

課題解決できる力養う

―法人の創立から101年を迎えました。

濱名篤学長

学校法人濱名山手学院は、女性の教育機会を広げた山手学習院と、戦後の復興に教育で貢献した濱名学院の歴史が刻まれており、本学にも現状や常識を疑い、新しい道を切りひらく「革新のDNA」が受け継がれています。神戸山手、尼崎、三木の3キャンパスでそれぞれの地域に合わせた学びを展開し、新たな世紀もチャレンジするイノベーティブ(革新的)な大学として進化を続けていきます。

―新学部の開設が続いています。

いずれも神戸山手キャンパスで、2025年4月にはグローバル学部を開設し、26年4月には情報学部が誕生します。前者は留学生が4割を占め、海外志向の強い日本人学生が集まっています。留学や国内外のフィールドワークなどさまざまな経験を積み、世界で活躍するための考える力と実行力を養います。後者は、他学部や企業・自治体と連携した多様な学びにより情報やデザイン、人工知能(AI)技術の実践的な生かし方を体得します。本学での学びを通して、社会に存在する問題の因果関係を推論して課題化し、解決できる力を養って、社会に雄飛してほしいと考えています。

―どのような人に関西国際大学を目指してほしいですか。

本学は入学してから一通り各分野・専攻の基礎を学んだ後、選択を決めることができるのが特長です。まだやりたいことが明確になっていなかったとしても、さまざまな好奇心があり、自分で何かを変えたいというモチベーションを持った人に、来てほしい。そのためのきっかけを、ぜひ本学で見つけてください。

在学生からのメッセージ

外国籍児童を支えたい

教育学部 教育福祉学科4年 清水フェリペ隆志さん

高校3年の時、同級生にサッカーを教える僕の姿を見た先生から「教師に向いている」と言われ、教員の仕事に関心が湧きました。
入学後に自分の適性を見てから教職の専攻が選べることに興味を持ち、関西国際大学に入学しました。1年次から教育実習で母校の小学校を訪ねる機会があり、6年間を通して子供の成長が見られる小学校教員を目指そうと決めました。2年次に履修した「グローバルスタディ」の授業で多文化共生について考える機会があり、その延長線上で「多文化共生社会」に向けて提言をまとめる学外のプロジェクトにも参加しました。私自身ブラジルにルーツを持っており、外国籍を持つ子供たちに、自分をロールモデルに誇りと目標を持って生きることの大切さを伝えていきたいと考えています。

大学概要

住所 神戸山手キャンパス=神戸市中央区諏訪山町3の1
尼崎キャンパス=尼崎市潮江1の3の23
三木キャンパス(大学本部)=三木市志染町青山1の18
アクセス 神戸山手=JR元町駅徒歩13分
尼崎=JR尼崎駅徒歩5分
三木=神戸電鉄緑が丘駅バス5分
学部
(2026年度定員予定)
情報学部(80人)、グローバル学部(125人)、心理学部(125人)、教育学部(80人)、経営学部(200人)、保健医療学部(80人)
教員 教授64人、准教授34人、講師18人、助教7人
在学生 学部2,684人、大学院45人(5月1日現在)
ホームページ https://www.kuins.ac.jp/

 

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